こんにちは!

ジャズギタリストの満田です!

今回は我々ギタリストにはお馴染みのあの機材について書かせて頂きます!

Roland JC-120

 

通称ジャズコ。

どこでも見かける定番中の定番のギターアンプですね!

トランジスタアンプで出力も大きく扱いが便利なことがウケて日本全国で人気となり、定番機となったようです。

クリーンが綺麗でパワーもあってスプリングリバーブやコーラスエフェクトも上質!

ディストーションスイッチもついているため、ある程度であればハードなドライブサウンドも作れます!

使いこなせると嬉しいアンプ、というか是非とも使いこなせるようにしておきたいアンプですね!

 

さて、今回の主役であるジャズコ。

略さずに言うとジャズコーラスで名前に思いっきり「ジャズ」と入っていますが、残念ながらジャズで好まれることは少ないアンプなのです。

理由は様々にありますがJC-120の音響特性が平均的なジャズギターサウンドにマッチしないのが主な理由ですね。

あとは大きすぎることでしょうか。

サイズダウンしたJC-50やJC-77でもパワーは十分なことが多いので、それらを愛用する方は結構お見かけします。

その他は専ら小〜中型のチューブアンプがメインだったり。

 

ってな訳で残念ながらJC-120を好んで使用するジャズギタリストは多くないのが現状なんですね。

(Pat Martino氏等、使用されている大御所ギタリストももちろんいらっしゃいますが。)

しかしながら、前述のように定番アンプとなっていることもあって、会場によってはJC-120を使わざるを得ないことも多々あり、我々ジャズギタリストは常にその使い方を研究しているのです!

勿論私もその一人で、JC-120でどうやって良い音を出そうか研究の日々です。

まだまだ研究途中ではあるのですが、現段階でも少々分かってきたことがあるのでこの機会にシェアさせて頂きますね!

 

JC-120の音響特性とは

 

と、話し始める前にここを整理しておかねばなりませんね。

先ほど音響特性がジャズに合わない、と申しましたがそれはどんな特性であるからなのか。

あえて一言でまとめると「硬い」音だと私は思っています。

真空管アンプと比較して硬いサウンドになってしまうのは、トランジスタアンプである以上仕方がない特徴ではあると思うのですが、それでもやや硬質なサウンドに仕上がっているのではないかと思います。

あくまでも体感なのですが、全体的に各帯域が強く出るため、それが硬い印象に繋がっているのかな、という印象です。

ということは(ある意味当たり前ですが)イコライジングを見直せば不満を解消できるはずですね。

 

イコライジングの工夫

 

工夫なんて、ただ必要なところを上げて要らないところを削るだけじゃん!と思われるかもしれませんが、コツを知らないとその単純なことが結構難しいんですよ。

コツというのはつまり、サウンドメイクの基準となるセッティングを導き出すことです。

所謂フラットなポジションということですね。

 

「フラットってオール12時でしょ!」

 

いいえ、実は違います。

私も以前はそうだと思っていたんですけど、JC-120に限らず殆どのアンプはオール12時(=目盛5)ではフラットに聴こえず、とてもバランスの悪い音にしかならなかったので「本当にこれがフラットなのか?」と気になってはいたのです。

そこで調べてみたところ、JC-120を始めとした0~10のメモリでコントロールするアンプの殆どはトレブル&ベースとミドルで、それぞれ効き方が違うということが判明しました。

どういうことかというと、トレブルとベースはブースト、ミドルはカットの役割を果たしていたということなのです。

つまり理論的には【T:M:B=0:10:0】がフラットということになります。

しかし実際にスピーカーを通して聴いてみるとやや物足りず、【T:M:B=3:10:2 (Bright ON)】くらいにセットしてみるとフラットな特性に近くなるように聴こえます。

個体差や実際に使用するシチュエーションでの響き方などで誤差はあると思いますが、概ねここを基準にブーストとカットで調整してあげると非常にサウンドメイクがしやすくなる印象です。

 

上記のセッティングでも概ね扱いやすいサウンドメイクは可能だと思いますが、より突き詰めるのであればエフェクターによる補正が必要になってきます。

個人的にオススメしたいのは7バンドEQとクリーンブースターですね!

 

EQ(イコライザー)は言わずもがな、アンプのコントロールでは調整しきれないより細かな帯域を変化させることができます。

アンプ側での調節に限界があるのは特性上仕方がないことなので思いっきり頼っちゃいましょう!笑
EQでのセッティングに関しては各々の好みやジャンルでのサウンド傾向などが強く影響すると思うので、ここではあえて言及しません。

 

クリーンブースターはトランジスタアンプでは中々再現が難しい「チューブ感」の追加ですね。

真空管アンプはトランジスタアンプと比較して「暖かみのある音」とよく表現されますが、それに近い音の特性はブースターで得ることができます。

基本的にはGainは上げずに最小のセッティングでOK!

 

この2つはJC-120使用時に限らず、活躍する場面が多いエフェクターなので持っておいて損はないアイテムでしょう!

因みに私はエフェクターボードを大型と小型、2種類作って使い分けているのですが、そのどちらにも上記の2つは組み込まれています。

大型の方はRevol Effectsというメーカーの小型EQとXotic EP Booster(18V駆動)、小型の方はZOOM MS-50G(通称マルチストンプ)でEQとブースターのエフェクトをかけっぱなしにして使っています。

(余談ですがZOOM MS-50Gはその他にもリバーブとディレイをかけっぱなしにして常に自分好みのサウンドメイクが完了するようにセッティングしてあるので非常に重宝しています。)

 

その他にも、JC-120に関する裏技があるのですが、それについてはPart2としてまた改めてご紹介致しますので暫しお待ちください!

 

という訳でJC-120のセッティングに関するお話でした。

パプリカミュージックスタジオでもJC-120を設置しておりますので、サウンドメイクの研究題材としてご利用頂ければと思います!

 

お読み頂きありがとうございました!