○スタジオスタッフコラム○ 弾き語りの話③ (ビギナー向け/あがり症な人への話)

 

こんにちは。クロキです。
8月も終わりですね。
夏のイベントに悔いはありませんか?
今日は茅ヶ崎サザンビーチにてaikoのフリーライブがありますね。
熱中症に気を付けてお楽しみください。
(私はクーラーの効いた室内でお仕事です。)

 

私も野外フェスとかホールとかでっかい会場でやりたいよなぁ!と思い馳せながら、
ここでは今日も最初の一歩を踏み出しているビギナーさん向けに話していきます。

 

演奏技術やシステムの積もる話もございますが、
今日は、脆弱なメンタルでもライブを続けてきた私からの、
メンタリティの話をしたいと思います。

 

初めて決まったライブ、
一人きりで立つライブ、
知らない場所で立つライブ。

 

緊張、しますよね。そりゃしますよ!

 

バンドで立つライブが気楽というわけではないですが、
やはり弾き語りの宿命、
ステージの全てが自分だけの背に掛かるプレッシャーは
なかなか重たいものだと思います。

私は今でこそ緊張する場面の方が少なくなりましたが、
昔は相当な上がり症でした。
出演前の楽屋でいつも「うわあああ」ってなって死にそうでした。
ライブ中も、そう、頭が真っ白で、あれ、よく思い出せないな……

 

そんな私が普段のライブではあまり緊張しなくなったのは、
言ってしまえば回数を重ねたからでして、
極端な話、2日にいっぺんライブをしていれば、
ステージはもう日常の延長です。
自分がステージでどうすべきか、ベースも分かってきます。
最初はそのくらい回数だけでも重ねてしまうのも、一つの策です。

 

しかし、

いやそんな悠長なこと言ってられない!
とにかく次のライブをどうにかしたい!

という切羽詰まったあなたのために、
私なりに具体的なアドバイスを書いてみようと思います。

手のひらに書いた人の字を呑むよりは為になると思うので、
参考にしてください。気休めにしてください。

 

【①ステージの流れ通りに繰り返し練習しておく。】

 

「練習あるのみ!!」はコラム第一回から言っていることなのですが、
最も強固に自分を支えてくれるものは、やっぱりそれなのです。

「頭真っ白!」になったとき、
身体が勝手に「いつものこと」をやってくれれば、問題ないのです。

おすすめは、30分の枠なら30分の流れそのままに、
ノンストップでやることです。
そしてなるべく、それを録音して聴き返してください。

「分からない」ことって、大きな緊張の元です。
あらかじめ、自分はこの30分をどういうふうにやるのか、
自分で「分かって」イメージしておくのです。

 

【②本番中は、失敗を一切気にしない!】

 

どんなに練習をしたとしても、
本番までの時間の限界や、現段階での実力の限界もあります。
ステージには魔物ってやつが棲んでたりもします。
良くも悪くも、100%練習通りにはいきません。
大抵、トラブルも起きるし、
大抵、人間、間違えます。

“間違えないこと”以上に大事なのは、
ステージに立っている間はそのミスを一切気にしないことです。

自分にとっては「重大なミス」でも、
観客にとっては「一瞬の違和感」くらいだったりします。

気にしないで、最後までやれたら成功です。

 

【③話すことは決めておく。】

 

あれですよね、緊張が表に出てしまうのって、
実は演奏中よりもその合間なんですよね…!

話すのが苦手なら二通りの対処法があって、
「極力喋らない」
もしくは、
「台本並みに、話すことを書いておく」
です。

どちらも、少しも格好悪いことではありません。
むしろ自分がどうするかを決め込んでいたほうが、
格好良くきまります。

 

【④周りの空気に頼らない。】

 

「今日は周りは温かい人たちかな…」
「こわい人だったらどうしよう…」
と、考えてしまうのも非常によく分かりますが、
それは自分でリスクを高めていることになります。

期待よりも少し反応が悪いと感じただけで、
ライフゼロです。マイナスです。

楽しませるスタイルなら、どんなに静かな会場でも自分が誰よりも楽しそうに。
聴かせるスタイルなら、どんなに騒がしい会場でもシリアスに。
周りを気にせずやってみてください。

「ああ今日は誰も聞いてなかったな」と思っても、
全部終わった後に「すごくよかったよ!」とか言葉を頂けたりします。
反応なんて、空気なんて、意外とその場で見えないんです。
みんな、シャイだし!

(もちろんいい空気の会場というのもたくさんあって、
そのときは、良い意味で、甘えて楽しみましょう。)

 

【まとめ】

 

いろいろ書きましたが、そもそも緊張が必ずしも悪いことかというと、
そういうわけでもないのです。

緊張で固くなってしまうのはもったいないことですが、
緊張で集中力が高まるとしたらそれはプラスなこと。

できる準備はしておきながら、
緊張とうまく付き合っていきましょう。

 

最後に私事ですが、
私の次の最大の緊張どころは、来年1月20日(日)横浜O-SITEでのワンマンライブなので、
見届けに来てくれる方大募集中です。

クロキ

 

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