YAMAHA MX61の基本操作解説!意外と知らない音色の保存方法もご紹介!

こんにちは!スタッフの満田です!
今回はAst, Bst, Cstの3部屋に常設しておりますキーボード・シンセサイザー、YAMAHA MX61の基本的な機能について簡単にご紹介!

まずはこちらの動画をご覧ください!

電源ON

電源アダプタを差し込み、電源を入れるだけ!……ですが、細かい注意点がございます。

  • ACアダプタは先にMX61本体のDCジャックに接続してからコンセントやタップに接続
  • 電源を入れる際に出力先のミキサーやアンプのボリュームが下がっていることを確認する

アダプタの接続順に関しましては、ショート等のトラブル回避のため、本体側に接続してから電源コンセントに接続する流れを取るのが安全です。これはエフェクターなどACアダプタで駆動させる機材全般に共通した注意事項になりますね。
接続先については、ミキサーやアンプなどのボリュームが上がっている状態で電源を入れてしまうと、立ち上げと共に電気信号が一気に出力先に送られて機材の故障に繋がる恐れがあります。そのためこちらも機材トラブルの回避として必ず出力先が音が出ない状態であることを確認しましょう!
また、電源を落とす際はこれらの逆の手順で行えば安全です。

音色の選択

右手側のボタンで基本的な音色の選択ができます。”Piano”や”Strings”のように大枠のカテゴリを選んだ後、ダイヤルで更に細かく具体的な音色を選択することができます。2種類の音色の重ね掛けも可能なので実は結構色々なサウンドパターンが作れたり。

エフェクトの変更

左側の4つのつまみでエフェクトを変更することが可能です。リバーブやコーラス等の空間系或いはモジュレート系エフェクトが中心となっています。音色によってはデフォルトでエフェクトがセットされていることがあり、その場合は該当するエフェクトのパラメータを一旦振りきることで調整が可能になります。ペダルでサスティンをコントロールしながら演奏する場合はリバーブはカットしておいた方が良いでしょう。

トランスポーズ(移調) , オクターブ変更

スクリーン左側のTRANSPOSEとOCTAVEの+と-で調整が可能です。

それぞれを解説致しますと、

  • トランスポーズ:半音ずつ鍵盤全体の音を上下させ移調に対応
  • オクターブ:1オクターブずつ鍵盤全体の音を上下させ音域をコントロール

といった機能になります。トランスポーズは用意してきた弾き方のまま別のキーに変えたい!という時に特に活躍してくれる機能ではないでしょうか(例:C majorキーで練習してきたけど、ボーカルがキーをB♭ majorに下げるから-2, 等……)。逆のパターンで、「普通に弾いているはずなのにバンドとキーがズレている……?」というような場合はトランポーズボタンで移調してしまっている可能性があるので、落ち着いてここで修正してみましょう。※±11段階の調整が可能です。
オクターブは±3段階の移行が可能です。61鍵盤ながら実際の鍵盤数以上の音域を呼び出せますね。

作った音色をプリセットとして保存する方法

動画にすると分かり辛かったので文字及び写真での解説になります。
トップ画面からの手順としては

  1. “EDIT”
  2. “十字キー下 [v]”で「02:Part」に合わせて”ENTER”
  3. “十字キー下 [v]”で「08:Voice Name」に合わせて”ENTER”
  4. “十字キー左右 [ < ][ > ]”とダイヤルでボイスネームを操作
  5. “STORE”
  6. 何番目に保存するか選び”ENTER”
  7. “INC/YES”

の7段階で操作完了です。
もしトップ(選択中の音色が表示されている画面)以外のページが開かれている場合は”EXIT”ボタンでトップに戻ってから操作してください。

各ボタンの配置はこちら!

因みに現在各部屋のMX61起動時はグランドピアノの音色にセットしております。
その他細かな仕様などはマニュアルをご参照ください。

【YAMAHA MX61公式マニュアルはこちら】

弄り過ぎてよく分からなくなった!そんなときは......

電源を入れ直すことで保存されたプリセット以外の情報はリセットされます!初期状態の音色に戻したくなった場合は一旦電源を落としてしまうのが手っ取り早いです!
また、よくある不具合でサスティンペダルの機能が逆転してしまう現象があります。これはペダルを踏みながら電源を入れたり、或いは電源を入れた後にペダルを接続した場合に起こる不具合になります。そうした場合も電源の入れ直しで解決が可能です。

電源を触る場合は必ずミキサーやアンプでMX61の音声が出力されていないことを確認した上で操作してください!

終わりに

スタジオ常設キーボード・シンセサイザー「YAMAHA MX61」の基本操作解説でした!慣れると色々な作り込みができて音楽的に使えるようになるかと思いますので、興味がある方の参考になりましたら幸いです!不明な点がありましたらスタッフがセッティング等もお手伝い致しますので是非お気軽にご利用ください!

最後までご覧頂きありがとうございました!

パプリカミュージックスタジオ 満田