アコースティックギターのレコーディングサンプル音源を公開!【コンデンサーマイク、ダイナミックマイク、etc……】

こんにちは!スタッフの満田です!
パプリカミュージックスタジオでは弾き語りの方などを対象とした簡易レコーディングも行なっているので、そのサンプルとしてアコースティックギター(エレアコ)の比較音源を公開致しました!

サンプル音源

使用ギターはスタジオでレンタル用として置いてあるFender CD-60CEです。
今回の比較ではコンデンサーマイクの「NEUMANN U87Ai」と定番ダイナミックマイクの「SHURE SM57」の比較をメインに行いました。ライン録音とiPhoneのボイスメモはオマケ程度ですが、サウンドの比較として参考になれば幸いです。

感想

サンプルと順番が前後しますが、まずはダイナミックマイクのSHURE SM57について。やはり定番モデルだけあって、安心感のある音色と収音性能だと感じました。EQやエフェクトの補正なしであの音色なので、特に拘りがなければ十分なクオリティなのではないかと思います。アンプ用やドラムセット用としても活躍しているのが頷けますね。
コンデンサーマイクのNEUMANN U87Aiについては、非常に感度が良いという印象を持ちました。入れるつもりのない音でも入ってしまったりするので、弾く際はSM57等のダイナミックマイクよりもより緊張感が伴うでしょう。しかしながら、サウンドホールから出た音を中心に拾うSM57に対し、こちらはギターの周りの空間ごと収音しているような”エアー感”を感じますね。空間のナチュラルな残響があるので、アコースティックギターの質感を大事に録りたい場合はオススメですね。
次にライン録音について。こちらは素のままのサウンドだと正直厳しいと感じましたね。勿論ギター自体のピックアップや搭載されたプリアンプ、更にはEQの設定など様々な要素があるため一概には言えませんが……。ただ今回の感触で考えると、リバーブ等の空間系のエフェクトの他、音色を補正するためのプリアンプやEQなどはある程度用意して作り込む方が良いのではないかと思います。空間で発生するノイズを拾わないという圧倒的なメリットも存在するので、良い音色が作れるのであれば安定した録音方法と言えるでしょう。
最後にiPhoneのボイスメモ。これは正直マイクと大きく差が出るだろうと思っていたのですが、意外にも綺麗な音で入りましたね。若干中音域に違和感があり、これで十分!と言えるレベルではないものの、とりあえず予備として起動しておけば使えないこともないのでは?といった感想を持ちました。

総括

  • 感度が良く空気感も抜群なコンデンサーマイク「NEUMANN U87Ai」
  • 困ったらこれ!安定感抜群のダイナミックマイク「SHURE SM57」
  • 作り込めば録りやすいエレアコのライン録音
  • 予備音源としては意外と悪くない!?感じのボイスメモ

といった内容でした!最近は様々な媒体で音楽を発信する機会も増えてきましたので、この機会に是非ワンランク上の録音をお試しください!また、アコースティックギター以外のサンプル音源も順次公開予定なので乞うご期待!
最後までご覧頂きありがとうございました!

パプリカミュージックスタジオ 満田